AWS5資格の勉強ログ
2020-08-06
勉強を始めた時に勉強法を色々調べたのですが、勉強ログ的なものは少ないように思ったので残しておきます。どなたかの参考になれば幸いです。
背景
勉強を始めた時のスペックは次の通り。
- AWS使用歴4年ぐらい。
- 使ったサービスは、EC2, Route53, EBS, IAM, VPC, CloudFront, S3程度。
履歴
- 2017/12 Passed - Cloud プラクティショナー
- 2018/1 Failed - ソリューションアーキテクト アソシエイト
- 2019/9 Passed - ソリューションアーキテクト アソシエイト
- 2019/10 Passed - デベロッパー アソシエイト
- 2019/11 Passed - SysOpsアドミニストレーター アソシエイト
- 2020/5 Passed - DevOpsエンジニア プロフェッショナル
- 2020/5 Failed - ソリューションアーキテクト プロフェッショナル
- 2020/6 Passed - ソリューションアーキテクト プロフェッショナル
ログ
1. Cloud プラクティショナー
Passed: スコア 710
この時点ではEC2, EBS, S3, Cloudfront, Route53を少し使った程度で、全サービスの基本となるVPCやIAMはだいたい50%程度の理解でした。
まずはこの
ビデオを見ました。70%程度は知っていた内容。
続いて
この本を1回読書。RedshiftやEMRなどの知らなかったサービスについて概要だけ掴むようにして、各サービス細かいところまでは突っ込んで見てはいませんでした。
2. ソリューションアーキテクト アソシエイト
Failed: スコア 650
普段使わないサービスを中心に
本を再読しました。
合わせて、本に出てきたサービスについて
AWSサービス別資料の各資料を読みました。
ノートは取らずただ読むだけでした。
本に出てきたサービスは次の通り:
VPC, CloudFront, Route53, EC2, ELB, CloudWatch, CloudTrail, EBS,EFS, RDS, Redshift, KMS, CloudHSM, ACM, SQS, SWF, Step Function, CodeCommit, CodeBuild, Elastic Beanstalk, OpsWorks
3. ソリューションアーキテクト アソシエイト
Passed: スコア 755
前回の試験から1年ぐらい経っていたのですが、AWSサービスの利用の幅に大きな変化はありませんでした。VPCやIAMの理解は進んでいたように思いますが、細かい設定内容までは理解できていなかったように思います。
同じ勉強法だとまずい気がしたので、次のように変えました。
- 知らないこと出てきたらメモをとる。 e.g. Lambdaは使用メモリでCPUが決まる。とか。
- メモするけど見返さない。
- あまり理解できていないところは3回ぐらいメモ。それ以外は最初の1回だけ。
4. デベロッパー アソシエイト
Passed: スコア 910
whizlabs.comという模擬試験サービスを使い始めました。試験を解くだけの"Practice Test"を利用。“Online courses"という講義コンテンツもあるようですがそれは使いませんでした。
ひたすら問題を説いて解説を理解するというのを繰り返していました。解説の意味がわからない場合は AWSサービス別資料で確認。資料が提供されていないサービスの問題もあったので、その場合はググって確認。
解いたのは"Free Test”、“Practice Test 1, 2, 3"を1回だけ。合計210問。初回スコアは65〜70%程度。
5. SysOpsアドミニストレーター アソシエイト
Passed: スコア 856
引き続き
whizlabs.comで勉強。
解いたのは"Free Test”、“Practice Test 1, 2, 3”。合計210問。解いた回数は次の通り。
- Free Test: 1 time
- Practice Test 1: 5 times
- Practice Test 2: 2 times
- Practice Test 3: 1 time
初回スコアは50〜86%程度。管理系のサービスはあまり使ったことがなかったので、結果、解く回数が多かったです。
6. DevOpsエンジニア プロフェッショナル
Passed: スコア 750 😅
解いたのは"Free Test"、“Practice Test 1, 2, 3”。合計255問。解いた回数は次の通り。
- Free Test: 2 time
- Practice Test 1: 3 times
- Practice Test 2: 2 times
- Practice Test 3: 1 time
初回スコアは40%程度。プロレベルになると複数サービスを関連させた問題で問題文も長くなり、慣れるまで時間がかかりました。
あと、紙のメモだと書くのも見返すのも時間がかかるので、 Ankiというメモアプリを使い始めました。いわゆる表裏の暗記カード形式のアプリで、入力データは次のような感じ。
例1: AWS サービス
- 表: DynamoDB
- 裏: いわゆるNoSQL。プロビジョンとオンデマンドモードがある。プロビジョンはRead/Writeキャパシティを個別に指定する必要がある。オンデマンドは不要。
例2: 問題
- 表: アプリケーションをサーバレス構成にして可用性を確保するにはどのような設計にする?
- 裏: サーバレス構成はAPI Gateway, Lambda, DynamoDBを使用する。サーバレスの条件がない場合は、SQSやEC2オートスケールを検討。コスト考慮が必要なら、SQSやDAXで削減できるか検討。
移動中に"Anki"を見返してました。
7. ソリューションアーキテクト プロフェッショナル
Failed: スコア 712
解く問題数を下げても結果でるかなと実験も兼ねて、解いたのは"Diagnostic Test"、“Practice Test 1”。合計160問。解いた回数は次の通り。
- Diagnostic Test: 3 times
- Practice Test1: 3 times
初回スコアは70%程度。アーキテクト試験ということで問題に出てくるサービスも多く、今まで見たことないサービスもありました。
8. ソリューションアーキテクト プロフェッショナル
Passed: スコア 779
サービスの理解不足が目立ったので各サービスをおさらいしました。ここにきて初めてしっかりと AWSサービス別資料を読んでいたような気がします。
あと、Ankiの1問1答だとデータ量が多くなってきたので、Macのメモアプリでサービスごとに要約しました。 AWSサービス別資料の自分がわからないバージョンみたいなもの。メモは合計82個(82サービス)多いもので200行、少ないものだと10行ぐらいでした。
例:VPC
コンポーネントはIGW, NAT, Subnetなど。
VPCはネットワークスペース、サブネットはVPCに定義、ルートテーブルはサブネットにアタッチする。
ルートテーブルとサブネットは1対1。
サブネットの最大数はVPCあたり200。
…
whizlabs.comで解いたのは"Free Test", “Diagnostic Test” and “Practice Test 1, 2, 3, 4, 5”, and “Final Test"で、合計535問。解いた回数は次の通り。
- Free Test: 2 times
- Diagnostic Test: 5 times
- Practice Test 1: 4 times
- Practice Test 2: 4 times
- Practice Test 3: 4 times
- Practice Test 4: 4 times
- Practice Test 5: 4 times
- Final Test: 1 time
時間かけた割にはあまりスコアが伸びませんでした。
補足
whizlabs.com
“Practice Test 1”, “Practice Test 2"と複数個の模擬試験問題があるのですが、各テストごとに問われるサービスが異なるようでした。
そこそこが分量あるので、“Practice Test 1"を80問解くなら、“Practice Test 1”、“Practice Test 2"をそれぞれ40問解いた方が良さそうです。
勉強時間
- 平日:1〜2時間
- 休日:5時間
仕事が忙しかった日は0。期間はアソシエイト2週間。プロフェッショナルで3週間ぐらい。
解いた問題数
- 平日: 20〜40問
- 休日: 50〜80問
知っているサービスが多いときは進みが良かったです。
AWSサービスの要約作業
Macメモアプリで要約していた作業です。大体1日15サービス。完了まで5日程度。
所感
問題を解く
資格勉強系でよく言われる過去問を解けという方針は、AWS資格試験でも当てはまるかと思います。多分 サービス資料集を覚えているだけでは解けなかったはず。どこでもいいんですが模擬試験を提供しているサービスを利用することをおすすめします。Udemyにもあるようです。
実際に操作
実際に操作してみると理解が進むのでおすすめです。面倒くさいので中盤までは実際に設定を試していなかったのですが、振り返ると10回資料を読むよりも1回操作するほうが理解が早い印象でした。とはいっても、全サービスの設定を試している時間はないかと思うので、イメージが掴めないサービスを中心に操作してみるのがいいかもしれません。